おひとり様のちょっとしたこと

アラフィフ独女のよしなしごとです

The Last Five Years

「The Last Five Years」のDVDを見ました。
 
基本的に主人公の男女各1名が交互に歌う形式のミュージカルで、少し変わった仕掛けで作られています。男性は出会いから別れまでを時の流れに沿って歌うのに対し、女性側は別れから出会いのころへと遡る形で歌が流れていくのです。
 
そもそもこの立て付けからして、女に分が悪いような気がします。内容はよくある恋愛ものですが、なんか女性のキャシーに肩入れしちゃいますね。
 
ジェイミーは23歳で文壇デビューした期待の小説家で、キャシーは売れない女優です。でもそういうセッティングはまぁどうでもよくて、ほんとよくある男女のすれ違いという感じでしょうか。キャシーはまだギリギリやり直せると思っている段階で、ジェイミーはとっくに見切って裏切っているあたりが切ないです。
 
ジェイミーが無邪気で、特に恋の始まりの楽しさが際立つ分、キャシー側の関係の終わりが悲しすぎる。
 
ジェイミーはさすが小説家だけあって、言葉巧みなんですよね。まだ関係がよかったクリスマスにプレゼントしてくれるメッセージも素敵。プロポーズもロマンティック。ニューヨークの背景もいい。
 
キャシー役の声はちょっとキンキンしすぎてて苦手です。ジェイミー役のジェレミー・ジョーダンは「ボニー&クライド」のクライド役の人ですね。
 
 

 
最初にこの作品に触れたのは、ドイツ語版のCDでした。私の好きなPatrick Stankeが出ている"Die letzten 5 Jahre"。
 
 

 
 
その後、英語版のCDも買い、最後に映画化されてDVDを買った流れでした。
 
 

 
 日本でも 山本耕史主演で公演したことがあったようです。