おひとり様のちょっとしたこと

アラフィフ独女のよしなしごとです

ストリーミング観劇:大地

昨夜Twitterを眺めていて存在を知った「大地」という舞台をストリーミング配信で見ました。パルコ劇場で行われているものです。

 

 

これが想像以上に良かった!

 

とある共産主義国家。独裁政権が遂行した文化改革の中、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容された施設があった。
強制的に集められた彼らは、政府の監視下の下、広大な荒野を耕し、農場を作り、家畜の世話をした。
過酷な生活の中で、なにより彼らを苦しめたのは、「演じる」行為を禁じられたことだった。
役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇の幕が上がる! 

 

大泉洋演じる主人公の名前がチャペックなのをはじめ、チェコとか東欧っぽい舞台設定ですね。演じることを禁じられているというシチュエーションがコロナ禍ともかぶり、いろいろ身につまされます。

 

結末は薄々予想していた通りで、予想したということは「そういう考え方」が私の中にもあるということで、ぞっとしました。

 

コロナという外的要因だけでなく、日本社会自体の終末感ともオーバーラップして切なかったです。

 

もちろん、三谷幸喜作なので、笑えて楽しい部分も多かったのですが、なんかズシンとくるものがありました。

 

今回チケットとるのに久しぶりにイープラスにアカウント作りました。イープラスって懐かしいわぁ。ストレートプレイを見るのは、15年ぐらい前のキャラメルボックス小栗旬が出てた蜷川作品が最後だと思っていたのだけれど、調べたら2007年末に大竹しのぶの「ビューティ・クイーン・オブ・リナーン」を見たのが最後のようだ。

 

少しずつ観劇習慣も戻していい頃合いかもしれないです。でも当日即決で見られるストリーミングはそれはそれで便利です。事前にチケットを取るタイプだと、仕事の都合とかで行けなかったらどうしようとかいろいろ考えることがあるので。

 

HDMIケーブルがなかったのでPCで見ましたが今後のためにケーブルを用意しておこうかな。ネットワークにも画質にも全く不安定なところがなく問題なし。幕間にも出演者と三谷幸喜トーク動画が流れていて楽しめました。