新井紀子さんの『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読了しました。面白かった!
実はちょっと前に新井紀子さんの講演を聞く機会があったのです。前から存じ上げてましたが、お話がとっても面白くて、やっぱり本読まなきゃと思いました。
図書館で借りてきてあっという間に読了。講演会は本の要約版みたいな感じでよくまとまっていたんだなと改めて感心。
東ロボくんの話はさておき、教科書が読めない子どもの話は本当に怖いです。だいぶ前からそういう話題をときどき新聞などで見かけていた気はしますが、こういうことか、と。時々要旨がヘンテコな文章を提出してくる部下がいますが、そもそもの読解力不足というのは確かにあるかもしれない。
ちなみに私は本書の中に出てくる基礎読解力をはかる例題のうちの難問アミラーゼ問題も難なくクリアできたので気分がいいです(単純)。
『ケーキの切れない非行少年たち』ってのも話題になってましたが、こちらは一般の中高生全体で読解力が低下しているということなので余計に怖いです。
続けてついでに借りて来た『人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」』にも手を伸ばしましたが、こちらはガチガチに各問題の回答器(ソルバー)を作成するにあたりどういう課題があり、どういうAI手法を適用してどうなったかという記録でした。
というわけで、全部読み通すのは無理そう。気になるところ(多分文系のソルバー)中心につまみ読みして、数学物理の対応は読まないと思います。
TEDも見ました。お勧めです!