『NEO HUMAN ネオ・ヒューマン: 究極の自由を得る未来』を読了しました。
エキサイティング!な内容でした。ALSに罹患した著者が、テクノロジーを駆使してサイボーグを目指す物語。いや、ノンフィクションです。
私はALSについてもぼんやりとしたイメージしか知りません。『宇宙兄弟』のシャロン、肉体をコントロールできず精神が閉じ込められる恐怖、みたいな。そんな状況に現実のテクノロジーで風穴を開けようとした著者を本当に尊敬します。
読後に調べて、著者が2022年に亡くなっていることを知りました。残念。
AI活用の考え方も魅力的だったけれど、サイドストーリーのように描かれる彼の半生、特に学生時代の出来事と生涯の伴侶との出会いも印象的でした。ウィンブルドン出身のエスタブリッシュメントかぁ。いいお家の子はそれはそれで大変なんですね。