先日のことなのですが、突如インターフォンが「火事です！火事です！」と言いながら、不穏なサイレン音のようなものを奏で始めました。
ちょうど夕食を作っている最中で、一瞬無視しようかと思ったのです。いわゆる正常性バイアスですね。
でもまぁ「もしも」ってことがあるので、とりあえず廊下に出てみる。と、同じフロアの他の住人も顔を出している。「なんでしょうね？」「どこで火事なんですかね？」と語り合いつつ、下を見ると、上を見上げているギャラリーがいて、そのうちの１人が「1301みたいです～」と教えてくれました。そうか発生源までわかっているのであれば、やはり一旦様子を確認すべきでしょう。
部屋にもどり、エアコンをとめ、テレビも消し、私用スマホと社用スマホと財布をエコバックにぶち込んで、エレベーターを避けて階段で下まで降りました。途中のフロアからも住人が出てきます。
で、マンション前で1301をみんなで見上げていたのですが、煙も炎も見当たらず、消防車がくる様子もなく、うーんと思っていたら、今年の管理組合の理事長さんが来て「暑さによる火災報知器の誤反応で、警報を止めるために今セコム呼んでます」と説明してくれて一件落着。暑さで誤作動なんてする？という疑問は残りますが。
で、思ったのですよ。今回の私の動きは正しかったのか？
何もなかったからよかったけれど、たとえば口を押えるためのタオルとか、PCも持ち出した方がいいかもしれないし、あとモバイルバッテリー（今日は私用スマホの方は残り20%くらいしか電池残ってなかった）。サンダル履いて出たけど、もしもを考えるとスニーカーの方が良かったんじゃないか？などなど。
もちろん、状況次第なんでしょうし。でも今日のシチュエーションで廊下に出て、隣室とかから煙出てたらもうパニックになると思うんです。自分の階より上の火災であればさっさと降りるだけだけど、下の階だったらどうするのかな、とか。
貴重品をどこまで保全するかはさておき、携帯持ってマンションから出ることができれば、私は実家も近いし、電話して迎えに来てもらえるから最低限なんとかなるけれど。うん、やっぱりPCとタンス預金（笑）は持ち出すべきだな。
なんとなく想定外のことが起きる世の中なので、シミュレーションして警戒しておくことも必要だなと感じました。
