『愛と暴力の戦後とその後』を読了しました。
著者の赤坂真理は私より9歳年上。でも世代的には通じる部分もあります。
常々「日本って国はなんか変な国だなぁ」と思っていましたが、その違和感の一部が見事に解説されていました。日本語の問題、というのも、言われてみて確かにそうだな、と。これまでの選択と積み重ねがあって、今の凋落があるのよね。長い時間をかけて下り坂を転がってきて、もう止められない。
ただねぇ、これ系の問題突き詰める元気がもう私にはないわ、とも思います。違和感もあるし、良くないと思うことも多いけど、少なくとも私が住むには今のところ悪くない国なんです。いつか外に出ていかなきゃいけなくなるのでは、という思いはあるけれど。