多和田葉子の『地球にちりばめられて』を読了しました。どんな話かは面倒なのでw説明しませんが、すっごく好みの舞台設定でした。世界とコトバのお話。近未来。日本という国はもうない。そういう世界と言語の話。
すごく楽しかったのですが、読み終わるのには少し時間がかかってしまった。章毎に話者が違ったりするので、入り込むのに時間がかかるところがあったのが原因かな。一押しはHirukoとクヌート。
Hirukoはデンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語をMIXした独自言語「パンスカ」を話すのだけれど、ここだけちょっと違和感。あれってそんな簡単にMIXできる?
以前ヘルシンキ旅行をした時の記録の抜粋が以下。とにかく私は混乱しきりだったのだ。
FinnishとSwedishが併記されていて両者は似て非なる語も多いので大いに混乱。
旅後半で、Swedishの方ならまだわかる(ゲルマン系だから)ことに気付いて、ある程度解読できるようになった。たとえば中央駅は
Finnish:Helsingin rautatieasema
Swedish:Helsingfors järnvägsstationトラムでは、rautatieasemaとjärnvagsstätionが交互表示されるのだが、同じものとはとても思えず何のことか混乱。stationか!と気付いた後は、意識的にSwedishだけ読むようにした。
それはさておき、やっぱり今の時代ワールドワイドに生きるには、鮨をにぎるというチョイスはありなんだよなぁ。
Amazon Prime Videoで映画を2本見ました。
バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版 : 作品情報 - 映画.com
主題歌くらいしかしらなかったのですが、初めて見ました。なんかイラクのバグダットが舞台だと思ってた(笑)。アメリカでした。女性の友情モノだよね、という情報は合ってたけど、ロードムービーだと思ってたのも間違ってた。
ウーマン・トーキング 私たちの選択 : 作品情報 - 映画.com
元ネタとなった実話が怖すぎて何も言えません。やっぱり大切なのは教育。教育は何よりも大事。