おひとり様のちょっとしたこと

アラフィフ独女のよしなしごとです

【過去旅行記:白02】2004ベルギー旅行

2004年のベルギー旅行の手書き日記をここに載せてノートを捨てようプロジェクトです。

2004年8月12日(木)

 7:30起床。8:20出発。部屋には「セーフティボックスには責任をもたない」と書いてあったのでレセプションに預けようとするが「部屋にもあるでしょ。どちらも同じよ」と言われる。グラン・プラスへふらふら歩く。雨が降りはじめる。日本人の男の子に「こちらで買ったインスタントカメラはドイツで現像できるか」聞かれた。

 ちょうどよい店がなくさまようが、ワッフル屋を見つけて入る。ブリュッセル風ワッフル with バナナ&コーヒー。ワッフルはサクサクでおいしい。

 寒いので、一旦ホテルに戻り、ウィンブレを持って再度外出。大雨。中央駅で雨やどり。CITI BANKで両替しようとしたら、カスタマじゃないとできないと言われ、駅の両替所で最悪のレートで1万円両替。

 王宮を目指すが迷いまくり、11時過ぎにようやく到着。無料で公開されている内部を見学する。割にシックな造りのおちついた建物だった。

 早いけれど昼食にする。オーザルムドブリュッセル。小エビのコロッケと温野菜もりあわせ(いんげん、ほうれん草、きのこ、なす、まめ、にんじん、ちびキャベツなど)、牛肉のグースビール煮。とてもおいしかったし、店の人の感じもよかった。昼は59€くらい。

 食後、小便少女を見て、サンチェベール・ギャラリーへ。それからはサブロン広場周辺を目指すが(途中小便小僧も見た)、また迷う。この街は地図をもっていても非常にわかりにくく歩きにくい街である。道がまがりくねっている上に、通り名があまり記されておらず、おまけに仏語蘭語なので混乱の極みである。困った。地理的に相性の悪い国みたいだ。

 ノートルダム・デュ・サブロン教会を見学。ステンドグラスが美しい。華美ではなく、でも美しい教会。しばらく座って休憩。

 トラム92にのって、オルタ美術館へ。ヤンソンでトラムを降りたが、どっちに行けばいいか迷っていたら、同じく迷っている日本人夫婦(男50女45?)にも道を聞かれた。そこに通りかかった男の人が道を教えてくれた。オルタ美術館は小さいけれど素敵だった。あんな部屋に住んでみたい感じ。アールヌーボーが元々植物をモチーフにしているせいか、いたる所に植物がおかれ、それがまたいい雰囲気をかもしだしている。中庭がまた素晴らしかった。ちょうど雨にぬれていて、それもまたよし。今日は1日断続的に雨が降っている。風情はあるが、旅にはツライ。

 オルタからグラン・プラス周辺にもどって両替。またまたレートはイマイチ。2万両替で65€くらい。どういうことだよ一体。

 今度はヴィタメールを目指す。また迷いながら何とか到着。ケーキとお茶。店員の女の子が白衣を着ていた。声がとてもcute. TeaBagだけれどアールグレイもおいしかった。何故だかフランス語のメニューを渡されたので「あっちでケーキを選んでいい?」と聞いてショーケースで指さし注文。チョコのケーキはムースも濃厚で、フランボワーズのジャムのようなソースが入っていて、中にはホワイトチョコがあり、甘いけれどウマイ。コーヒー・紅茶にはクッキーとチョコがついてます。2人で18.3€。途中ハチがケーキにとまったが気にせず完食。

 再びプチ・サブロン前からトラムで植物園へ。温室は閉まっていて入れず拍子抜け。気持ちのいい公園でHは一服。

 気に入った建物(王宮・オルタ美術館)は撮影禁止だったので、あまりよい写真をとれず。買い物する場所もすくなく、食べ物はおいしいけど、街の見所としてはすくない。そんなに日をかける場所ではない。

 ホテルに戻り休憩。19:30にホテルを出てグラン・プラスへ。ベゴニアの花はすでにしきつめが完了していた。ゴディバとノイハウスをのぞき、ケルダルケへ。1人1品頼めと言われ、軽く食べる予定だったのに重い品をオーダーするハメに。クリークとワーテルゾーイとチコリグラタンとポテト。フリトスはとてもおいしかった。ビールも。メインは1/3ほど食べて残す。もったいなかった。チコリグラタンを食べて、昼の温野菜中のナスはナスでなくチコリであることに気づいた。チコリはおいしかった。

 店を出たら大降り。駅のスーパーに行ってみたが閉まっていた。21時過ぎでも明るいのでうっかりしていたが、そんなに遅くまで店をやってる国ではないのだ。ホテル近くのキオスクもどきで水を買い帰る。お風呂に入り、日記を書いている今22:30。明日はアントワープの予定。今日は沢山あるき、沢山迷い、沢山食べたが買物は全然していない。明日以降に期待。

 

8/12 昼食 Aux Armes de Bruxelles

  • 小エビ入りコロッケ Croquettes de Crevettes 11.5€
  • 温野菜の盛り合わせ 12.5€
  • 牛肉のグース煮 Boeuf a la Gueuze 14.8€

パンはサービスで付く。ミネラルウォーターも頼んだ。店は入口を入って右手がカジュアル、左手が高級と分かれているようだ。どちらに行こうか(案内されるか)迷っていたら、左手に通された。ここでもあっちでも好きにすわっていいよとニコヤカ。前菜2つは2人で取り分けた。小エビは味が濃かった。温野菜はとてもおいしかった。特にチビキャベツ。ナスは意味不明な味(笑)がした。メインのビーフはHの話によると、グラタン皿で出たものを、店員さんが皿に移し替えてくれたらしい。サーブするときに自信満々の顔だった。本当に本当においしかった。肉はやわらかく、風味もよい。日本語メニューあり。私のガイドブックではドレスコードありになっていたけど、昼は全然平気。左でも右でもメニュー自体は同じようでした。

 

8/12 夕食 Kelderke

  • ワーテルゾーイ Waterzooi a la Gantoise 15€
  • チコリのグラタン Chicons au Gratin 10€
  • ポテトフライ Frits 1.5€
  • Kriek 5€

 

<ベルギー人>

 不愛想。ニコリともせず、ボンジュールと言う。みな頭が小さい。仏語蘭語公用語と言いながら、仏語しか聞こえてこない。よくタメ息をついていて、美術館などの職員もヤル気がない。そのかわりと言っては何だが、車のマナーはよい。信号のない横断歩道でも歩行者がいればすぐに止まってくれる。

 

<ベルギー料理>

 おいしいが、なにせ高い。それなりの店をねらって行っているからというのもあるし、両替のレートが悪いというのもあるけれど。何を食べてもおいしいというのは本当かもしれない。素材が自然でしっかりした味をもっている。

 

<ホテル> Royale Windsor

 立地良し。格も良し。設備は若干古い感が否めない。でもヨーロピアン・ホテルとしてなら、とてもいい線行っている。部屋の調度は整っている。ただし、アメニティがイマイチ。あったのはリンスインシャンプー、バスジェル、モイスチャライザ各1、石けん1、爪やすり1、シャワーキャップ1,バスソルト(ジャー)、コットン&めんぼう、何故1つずつなのか?石けんは洗面所とバスに1個ずつ欲しいじゃないか。ここでBAの機内で得たハブラシが大活躍。よかった。スリッパのはき心地最高。バスローブ何故かこれまた1つしかない。コーヒーメーカーもない。欲しければ言え、という体制。インターネットも整っているが、チャージされる。ちゃんとターンダウンされ、枕元にゴディバが置かれるのもGood。バスルームのドアがしまらないのはどーいうことだ? 

 

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小便小僧。

 

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グランプラスで花を敷き詰めているところ。

 

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