昨日はAmazon Prime Videoで映画を2本。
『私の知らないわたしの素顔』
ジュリエット・ビノシュ主演。大学教授のクレールが年齢も顔も偽ってアレックスという若者とネットで親密になり・・・という話。
エグいんですけど。私はそういうこと(例えば異性から求められることとか?)をもう希求してないし、彼女の焦燥感は理解しきれないところがあるけれど。子なしの私と比べれば少なくとも彼女には子供もいてキャリアもあるわけで、夫にひどく裏切られたことは傷になっているとしても、そんな若い男狙わなくてもいいじゃんね。内面の価値を否定はしないけど、外面と切り離しては存在し得ないでしょう。
『わたしの叔父さん』
デンマーク映画。なんとなく牧歌的な光景を期待して見始めたら閉塞感ハンパなかった。主人公のクリスは父を亡くし、叔父と同居して牧場を切り盛りしているのだけれど、叔父は体が良くないし、叔父の面倒も見ながら日々の暮らしをこなす彼女がけなげすぎて。息詰まる感じがわかりすぎて。彼女に比べて私はなんと贅沢なんだろうと思う。周囲に意地悪な人や嫌な人がいると言うわけではなく、ただ彼女がいろいろなことを諦めてしまっているだけかもしれないけれど、彼女は幸せになれるといいなぁと思いながら見ていたら、すごく唐突に終わるので、ものすごくびっくりしました。
今レビュー見て「主人公2人を演じるのは実の姪と叔父」と言う記載を発見して、さらに驚愕。
セリフも少ないですし、日常生活がひたすら淡々と描かれるのですが、なんか目が離せないし、いい映画だったと思います。