2000年のスペイン家族旅行の手書き日記をここに載せてノートを捨てようプロジェクトです。
2000年9月8日(金)
6時起床、7時出発。日暮里でだいぶ待って、8:15発の京成スカイライナーへ。特急券がないのに無理矢理車内に乗り込んだ男が、駅員に連れ出される。空港のカフェで軽く食事(Nにおごる)。JL405は、かなり遅く出発。眠っていてよく覚えていない。目覚めてすぐ、ヘッドフォンでjuiceをきく。サイサキ良いか?1回目の食事はイマイチ。映画"KEEPING THE FATH”と"AMERICAN BEAUTY"を見る。"エリン・ブロコビッチ"もやってたけど、見なかった。設備は充実してる。日本的サービス。全然時間がたたなくて苦労する。ついでに映画をもう1本。"WHERE THE HEART IS"邦題「あなたのために」リフレッシュメント&2回目の食事も決め手なし。到着も遅れるようで、荷物が危ない。
結局パリ着は16:50(現地時間)。Short Connectionということで、係員に連れて行ってもらう。どこをどう通ったか、ゲートに着いたら、AFが遅れていた。AFが離陸したのが18:00。この手際の悪さは一体何なのだろう?頭悪すぎ。これから行く国はもっと頭悪いかも。大体ラテンの国ってのは・・・そもそも丸1日かけて移動しなきゃならない旅行なんて酔狂だよね。毎度のことではあるが、何のための旅行なのか疑問がわく。手段が目的化、なのだろうか。計画の楽しさと、思い出を語る感傷以外に実があるといいけれど。Parisは気温20℃。マドリはどうだろう?
AF機内で「ボンソワール」とあいさつされる。母だけ「ボンソワール、マダーム」AF
の食事sehr gut. メニューはうさぎのローストマスタード風味ポテト添え、ライスサラダ、フランスパン、カマンベールチーズ、チョコリッチブラウニー。何を食べてもおいしい。これぞ機内食。JALの食事との相対評価も含めてAFの株価上昇。ありとあらゆる手際の悪さを帳消しにしてもよいくらい。食器もとても可愛い。ナイフやフォークの柄は白いプラスチックで、青いラインが入ってる。さすがフランス。
20:00より前に、マドリッド着。私達のスーツケースは出てきてホッとしたのに、もう1つが出てこない。同じフライトだった人がどんどんいなくなり、ついに荷物が流れてくる窓口が閉められた。あきらめて、ロスト・バゲージの手続き。その後レンフェでAVEのチケットを購入し、帰りのチケットのリコンファーム。そしてようやくタクシーでホテルへ。部屋はまぁまぁ。ソルからマヨール広場まで歩き、セブンイレブンで買物。シャワーをして12:00前に就寝。長い1日の終わり。
2000年9月9日(土)
7:00頃起床。昨夜は何度もトイレに起きた。8:00頃朝食へ。パン4種、ハム4種、飲み物、シリアルといった内容。キーを部屋に忘れてしまったため、フロントでお願いする。
9:00すぎ、出発。まずプラド美術館へ。ガイドブックを見ていたら係のおじさんが館内見取り図のパンフに、ガイドブックに載っている絵の展示位置を記入してくれたので、その通りに見てまわる。入口で水を没収されたためとてもノドがかわく。
続いて革製品のお店へ。日本人ばかり。カバンは革はいいけど、デザインがイマイチ。定期入れと手袋を購入。
王立ソフィア美術館でゲルニカ見物。それからタクシーでメルカードへ。とてもつかれる。
昼食はオペラにあるパエリア・レアル。前回同様とてもおいしくて大満足。思わず赤ワインを2杯も飲んでしまい、出来上がる。ホテルへもどってシエスタ。
16:00に王宮へ向けて出発、しようとしたらロビーにスーツケースが届いていた。安心。王宮はやっぱりいい感じ。17:30ソルから2階建てバスで市内一周する。19:00頃部屋にもどる。
エル・コルテ・イングレスでお買い物。ドイツのKaufhofと同じようなものかと思っていたが、こちらの方が全然おしゃれだった。時間があれば服とブーツを買いたい。
夕食は、父念願のバルへ。でもバルというよりハモン屋で、食べるものもなく、疲れも手伝って険悪な雰囲気に。早々にひきあげる。
2000年9月10日(日)
昨日と同じメニューの朝食後、タクシーでバス乗り場へ。8:30発のバスでトレドへ向かう。
トレド着は予想より早く9:30頃。タクシーでビサグラ新門まで行き、そこから歩く。マドリッドとは全く違う街並。ソコドベル広場の店でマサパンとマルケサスを購入。マルケサスはポルポロネスぽい。アルカサルを見物し、カテドラルを経由して、サント・トメ教会へ。補足くねった坂道に苦労。日曜日のみ、カテドラルが14:00~なのが誤算。タクシーでパラドールへ。ここで昼をどうするか、ひともんちゃくあり。パラドールでランチ。私はガスパチョ&牛フィレステーキ。とてもキレイで可愛らしい建物だった。
タクシーを呼んでもらって、カテドラルへ。素晴らしい。ここまで大きな聖堂ははじめて。とても豪華。広すぎるくらい。時間があればゆっくりしたかったが早々に出る。
アルカサルまで歩いてタクシーをつかまえようとするが、シエスタなのか、まるでつかまらない。仕方なく歩く。ビサグラ新門まで歩いても、タクシーは見つからず、結局バス乗り場まで、強い日差しの中をトボトボ歩く。何とか16:00のバスをつかまえる。汗だく。
行きと違い各停のバスだったので、余分に時間がかかり、17:10バス停着。すぐにタクシーでホテルへ向かう。
小休止の後、タクシーで闘牛場へ。ソルイソンブラのはずが、ソンブラで一安心。まもなく始まる。
1頭目。音楽やその場の雰囲気を楽しめたのはそこまで。牛が血を流したところでとても嫌な気分になる。ただ、なぶり殺すだけ。1対1の勝負、というイメージがあったのだが、実際はよってたかって弱らせた牛にトドメを刺す、という感じ。牛自身は闘う気などないというのに。しかし6頭目まで見るうちに、最初ほどの嫌悪感はなくなった。また機会があれば見るかも。確かに美しい様式というものは存在する。残酷で悪シュミなことに変わりはないけれど。1人牛にやられて服のおしりの部分がやぶけた人がいた。面白かった。
帰りは初の地下鉄。2番線でホテルまで、と思ったが、2番線が工事中(?)で乗れず、5番線でオペラに出て、そこからマヨール広場まで歩き、バルで夕食。とても高くついたがまぁよしとする。歩きでホテルにもどって本日も終了。