少し前にまた父が詐欺にひっかかりました。2度目です。前回の内容はこちら↓。
今回は直接的な金銭被害までは至っていないと思うのですが、影響は大きかったです。ゲーム中に何かを「開く」で実行してしまって、出てきたメッセージに従って詐欺師に電話をかけたというものでした。
母が止めても聞かずに電話をかけてしまい、相手にリモートコントロールを渡してPCを操作させてしまいました。途中で母が私に連絡してきたので、それは100%詐欺だから速攻電話を切ってPCをシャットダウンするように伝えました。
一般的なパターンでは、サポート料として金銭振込などを要求されるようですが、そこに至る前に電話を切ることはできました。しかし遠隔制御されていたときにどんな情報を抜き取られているかがわかりません。父のPCには銀行口座やクレジットカードの暗証番号などをまとめたエクセルファイルなども格納されているのです。それを悪用される可能性がゼロとは言えないので、ちょっとやりすぎかなと思いましたが、クレジットカード全停止、銀行にも連絡、という対処をしました。両親だけでは紛失時の連絡先も不明だというので、私が調べて父に電話をかけさせてクレカ停止を行いました。ちなみに三井住友系は全部自動音声対応でした。一番丁寧かつ的確なオペレーター対応だったのは三菱UFJでした。
USB型のSSDを購入してきて、オフラインにしたPCから必要なデータをコピーし、PCをリカバリディスクで初期化しようと思っていました。でも初期化も面倒だし、そもそもPCは2016年に購入したもので、キーボードの反応が悪い文字もいくつかある状態だというので、新PCを一緒に近所の電気屋に買いに行き10万円程度のものを買ってきました。キッティングして、なるべくWin10の操作感に近づくようにWin11の設定を変更し、マイクロソフトアカウント作って認証し、メールの設定も行いました。
本当に疲れました。
父は77歳です。もうまともな判断ができないのだなぁと思うと悲しくなります。なんで信じたのよ!?と詰め寄ったら「魔が差した」という回答。「魔が差したんじゃなくて、もうお父さんは残念ながらまともな判断ができないときがあるんだよ。PCやスマホで何かあったときは、何もせず電源を落として私に連絡して。急いで自分で対応する必要なんてないでしょう?」と言ったけれど、理解してくれたかなぁ。
妹とも話して、一度父には「物忘れ外来」のようなものも受診してもらうようにしようということになりました。
歳をとれば、誰でもそうなる事はあるのでしょうし、仕方ないのだと理性ではわかるのですが、感情がついていきません。