元日の地震からなんとなく調子が悪く、先送りにしていた仕事をやりたくないのも相まって(笑)テンション落ちていたのですが、なんとなく本に救われました。
まずは福田節郎の『銭湯』。
雑誌の書評欄か何かで見かけて予約したものです。内容はあまり気にしておらず、ページを開く前は「これってドキュメンタリーだったっけ?」とか思っていたくらいでした。それがとても面白い小説で、一気読みしました。表題作以外にもう1編入っていたのですが、『銭湯』の余韻を消すのが嫌で読まずに終了したほどに。
主人公は36歳とそこまで若いわけではないですが、酒をガンガン飲みながらどこまでも流されていく感じが「若いなぁ」って思いました。登場人物がこれまたみんなどうでもいいことをよくしゃべるんですよね。楽しいです。
そして次に読了したのは米澤穂信の『さよなら妖精』。こちらは、先日読んだ『あのとき売った本、売れた本』で紹介されており速攻予約したものです。
こちらも一気読みでした。感想を書くのは難しいですね。まぁミステリではないかもしれない。青春話。文体と語彙にひきつけられました。米澤穂信って何か過去に読んだことがある気もするけど思い出せないので、お初なのかもしれないです。
ユーゴスラヴィアというモチーフがまた、なんか色々若い時のことを思い出させます。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争について大学でレポート書いたこととか。スロヴェニアとクロアチアは旅行で行ったこともあります。
本に没頭することで、心が落ち着きました。