上野千鶴子の『こんな世の中に誰がした?』を読了しました。
ほんと、こんな世の中にした人たち、責任取ってよ!と思う気持ちと、選挙にあまり行かなかった自分自身への反省と。それでも少しは良くなっている部分があると信じて生きていかなきゃいけないですね。
改めて、1985年の男女雇用機会均等法について、私は何も知らなかったなと認識しました。最終段階で、ほとんどの女性団体が法案成立に反対していたことなど知りませんでした。
総合職と一般職について、上野千鶴子は「学生運動の中のゲバルトローザと救護対策の天使のような女性の分配支配だ」と書いています。身も蓋もないけどそうなのでしょう。2024年でもそういう対立はあるものです。
介護保険の必要性と、改悪が続いているという問題点についても、明確な説明を読んで理解しました。
なんか明るい気持ちにはまるでなれませんが、あきらめちゃいけないんでしょうね。