1996年の卒業旅行の手書き日記をここに載せてノートを捨てようプロジェクトです。
1996年2月24日（土）
5時起床。6時出発。小さな空港。小さな免税店。空港ロビーにて朝食用のパンを食べる。8:25アテネ発。すぐに機内食。ハム、チーズ各2枚、ローストビーフ、ゆで卵、きゅうり、オリーブの実、固いパン、甘いデニッシュ。
Ａのことを考える。こんなに理解できるのにそれだけじゃ満足できない。やはり異性への興味は人類の本能なのだろう。それでも私にとって彼女の存在は大きい。価値観を同じくする人。そういう人を見つけてしまったら、ただの知り合いと一緒にいても楽しくない。どんな相手とでもにこやかに世間話をするのが大人ならば、そんなことをするのは会社だけでいい。友人関係でまでそんなことしたくない。ＹＫはある意味寛容で大人だけれど、見方を変えれば相手に失礼（嫌われ者のコと食事をしているという話だ）。それにしてもＹもスゴイ。損得勘定で動くという点で私と似ているけれどもあの自由さといったら。私も勝手にやらせてもらうわ。と言いながらこれが結構苦しい。終わってしまえばいい思い出でしょうけど。
※日伊時差8時間。枕銭L.1000、トイレチップL.500、100L.＝7円
レストランチップ15%、バールではL.50-100
1店で36万L.以上の買物で免税
さて、9:15（Italia）ローマ着。両替し、ホテルへ。そこから観光。HOTELは AMERICAN PALACE EURで地下鉄B線最終駅Laurentinaから歩いてすぐ。駅までの間にスーパーがあるので、そこでヨーグルトとJhonson’ｓの乳液を買い、駅へ。駅でB.I.G.を購入し乗車。路線図を見てると隣のおじいさんが話しかけてきて、結局テルミニ駅での乗り換えまで説明してくれた上、スリにATTENTIONと注意してくれた。乗り換えてOttaviano下車。Ｓさんの案内でヴァチカン美術館へ。とても美しかった。「コレだよなー」という感じ。キリスト教文化はなじみがあるし、わかりやすい。そして美しい。時間が遅かったのでかけ足で一部しか見られなかったのが残念。まぁまともに見ると1weekかかるって言うし、仕方ない。その後OttavianoからFlaminioへ移動し、ポポロ広場へ。コルソ通りを通って途中で昼食。HOSTARIA "al Vancaggio" VIA DEL VANTAGGIO,35 にて、”Pizza Margherita and Acqua Minerale"と伊語風に注文した。正確には"Un ～, per favore"と言えれば完璧だったんだけど。それにしても伊語ってギリシア語と違って読めるしなんとなくわかるからgood. メニューは伊語の他に英仏独併記で、私には英より独の方がよくわかったってあたりが、1か月の旅行の経験を物語ってる。ヴァチカンでもSTUDENTEN MIT AUSWEISってフレーズがすぐ目に入ったもん。英語じゃなくて。ピザはとっても大きくておいしかった。でも問題は"Il conto, per favore”で出てきたチェックが大幅に違っていたこと。私のマルゲリータがL.9000、ミネラルウォーターが2人でL.3500、ＹのピザがL.11000だからチップ込みで私がL.12000、彼女がL.14000払おうとしていたのに、出てきたのがL.26500。pana L.1000ってのがあったのでコレ何？って聞いたらbreadだって言うから食べてないって伝えて、更にピザ代金も間違っていたのも訂正してもらって、チップ込みでL.26000置いて出た。イタリアってところは計算できないのか。私たちをバカにしているのか。ひっかからないゾーだ。
2023年の私から見ると、少額で気にしすぎ。この時のレートだと1000リラが70円だからな。数字が大きすぎて頭に血が上ってたんだね。冷静に日本円で考えればいいのに。今の私だったらそれくらいの差額だったら交渉せずにそのまま払っちゃうなぁ。パンは食べても食べなくても突き出し的にチャージされてた可能性もあるような。若かった。
コルソ通りをつきすすみ、コンドッティ通りで曲がりスペイン広場へ向かう。両脇はブランド屋。そしてdancing Mickeyとかおもしろいおもちゃも売ってた。スペイン広場で定番のアイスを食べ（L.8000、ぼってる）、手袋を買い（日本人だらけ）、カフェグレコでエスプレッソを立ち飲みした（チップL.200）。その後Ｍでフラミニに戻りボルゲーゼ公園を通り、国立近代美術館とヴィラジュリア博物館を見、フラミニ駅から再び帰ってきた。スペイン広場に行く途中でみたデモのようなものを終えて帰ってきた人々でMはごったがえし、大混雑だった。8:00PM頃ホテルにつき、ヨーグルトを食べた。
この時SERMONETA GLOVESで買った手袋もまだ持っているのですよ。物持ち良すぎ。祖母、母、妹にもお土産に革の手袋を買いましたが、それとは別に自分用には8,000円くらいだったと記憶してますが、裏地にカシミヤが使われているいい手袋も買ったのです。
